基本的に物置き

シナリオ置き場

クトゥルフ神話TRPGで遊ぶためのシナリオを置いています。
★の数は難易度(最大5つ)、想定プレイ時間はオンライン(テキスト)セッションでの要時間です。
二次利用(創作)への利用規約は最下段に記載しています。
感想やプレイ報告など送ってくださると喜びます(それはもう)。

短編シナリオ(プレイ時間4~6時間)

からから、がらがら (5~6時間程度・★☆☆☆☆)

さっくりしっとり、危険とロスの少ない短編。

食欲、芸術、スポーツ……秋の山は楽しみがいっぱい。
山遊びを楽しんだ下りの山道、林の方から聞こえてきたのは赤ん坊の泣き声。
父母の気配は周囲になく、しかも一向に泣き止む様子がない。
心配になり、林へ足を踏み入れる探索者だったが……?

無謀の代償 (4~6時間程度・★★☆☆☆)

頭を悩ませたい、とにかく悩みたい奇特な人向き。

ねこまねかれた探索者たちは謎の神殿で目を覚ます。
「神殿に潜む、邪悪な存在を封印せよ」
与えられた使命はいたってシンプル。
しかしそれを果たすためには、実にこんがらがった謎へ挑まねばならない。
「この中に一人、嘘つきが紛れ込んでいる」
……その言葉が意味するものとは?
他のシナリオに比べ、非常に推理要素が重点されています。

黒猫と白ワイン (4~5時間程度・★★★★☆)

理不尽な危険と、生還を掛けた謎解き。

その日の夢はあまりにも現実味を帯びながら、あまりにも非常識なものだった。
3匹の猫、3つの酒樽。至福の一杯「黒猫のワイン」は果たしてどの樽の中に?
愉快な試飲場にて、「黒猫のワイン」を求めて冒険に挑むシナリオです。
(主に危険性の面で)いろいろ自重していないので、キーパーの個性が色濃く出ます。

極北に吼ゆる (5~6時間程度・★★★★★)

天上から見下ろせば、きっとこんなもの。

不運に見舞われた、楽しいはずだったロシア旅行。
一寸先をも見通せぬ吹雪が吹き荒れる中、探索者たちは『吼え声』を聞く。
あがいても、もがいても、その先に救いが待っているとは限らない。
理不尽につぐ理不尽の果て、彼らは生き延びることが出来るか。
運要素の強い高難度シナリオです。

中編シナリオ(プレイ時間7~10時間)

鳥かごの海 (8~10時間程度・★★☆☆☆)

あれこれ知って、関わって。選べるものは、ひとつだけ。

赤い光が弧を描き、夜の山へと突き刺さる。
そんな光景に既視感を覚えた探索者は、夜山の上で謎の少女と邂逅を果たす。
そして始まる、一夜の小冒険。
途方も無い計画の全容を知った時、一つの決断を迫られる。
辛い決断を強いられる、人を選ぶタイプのシナリオです。

時の流れの中には (7~9時間程度・★★★☆☆)

油断なく難を逃れ、奪われたものを取り返せ。

3年前に廃館となった私設美術館「夜見野美術館」。
クラスメイトの少女に誘われ、探索者たちはそこで肝試しをすることに。
しかし当日、美術館の入り口で待ち合わせた彼女は、どこか様子が妙だった……
ほのぼのした高校生活から一転、血なまぐさい展開が探索者たちを待ち受ける。
果たして彼らはその胆力で、永い永い時の流れの中から、ハッピーエンドを掴み取ることが出来るのか。
展開自体はシンプルですが、情報や資料の多いシナリオです。

方丈の鞠 (7~9時間程度・★★★☆☆)

変わりゆくもの、変われないもの。

高校最後の文化祭。出し物は大規模なお化け屋敷!
居残り作業も気合十分だったが、気合が入りすぎたか、気づけば外は真っ暗で天候は最悪。
同じクラスの女の子とともに、ひとまず校舎へと戻る探索者たち。
しかしそこには、信じられない出来事がわんさか待ち構えていたのだった。
探索者たちは七つの怪談にまつわる謎を解き、無事に帰ることが出来るのだろうか?
秋の高校を舞台に、怪談の謎に挑むシナリオです。

ハーメルンに笛を吹く (8~10時間程度・★★★☆☆)

鬼の居ぬ間の脱出劇。でも、本当に居ないのかな?

他人ごとだと思っていた、となり町での誘拐騒ぎ。
集団下校の帰り道、笛の音とともに「彼」は近づいて……
今度の舞台は小学校。探索者たちもか弱い小学生です。
ともに攫われた二人の他校生の正体、そして帯びていた使命とは?
長めのクローズドシナリオ。「きつねの小窓」よりはクトゥルフしています。

魔女とネズミのはなし (7~8時間程度・★★☆☆☆)

噂と事実とその裏と

森の奥に魔女が住み着いた。田舎町八津砂はそんな噂でもちきりでした。
そしてそんな噂に踊らされた級友とともに、探索者たちは噂の本人たる魔女へと会いに行くことに。
しかしそこには、噂ばかりでもない事実も紛れていて……?
小学生探索者を使い、ほのぼのした空気感で進む、クトゥルフらしからぬシナリオです。

長編シナリオ(プレイ時間10時間以上)

星海に故郷を望んで (9~10時間程度・★★☆☆☆)

それらの点は、今につながる線となる。

流れ星を見上げたその瞬間、世界は謎の塔へと切り替わる。
不可解な変異と謎の少女との邂逅、そして塔の中に眠る数枚の絵。
それは記憶。今につながる過去を描く、自分自身の残した足跡。
記憶の中に真実を求め、探索者は過去を思い出していく。
かなり特異なシナリオですが、面白く書きましたので、詳しくは読んでみてください。

きつねの小窓 (9~11時間程度・★★☆☆☆)

夜の校舎には、知らなかったものがいっぱい。

異世界を覗く手段として伝わる怪談、「きつねの小窓」。
クラスメイトからそれについて尋ねられた翌日、彼女は行方不明となってしまいます。
こちらも舞台は小学校。探索者たちもか弱い小学生です。
ほのぼのシナリオですが、ほのぼのしすぎなため人を選びます。

最後のひとは (11~12時間程度・★★☆☆☆)

最後の一葉を生んだのは、彼の善意か悪意か。

「あの枯れた木の最後の一葉が落ちる時、自分もまた死んでしまう」
入院中、どこかで聞いたような、しかし異様なほどに確信を持った予感に取り憑かれた探索者。
一方その友人であるもうひとりの探索者も、夢の中で謎の老人から、呪いの木が友人を蝕んでいると伝えられます。
2人は木にまつわる怨恨を追い、そこに隠された真相へと迫っていくことになります。
難易度は低めですが、情報量の多いシナリオです。

暗がりに潜む影 (9~11時間程度・★★★★☆)

暴力を打ち砕くのは、いつだって暴力だ。

「ええい、離せ、俺を放っておいてくれ!」
疲れ果てて終電で帰ってきた探索者を迎えたのは、酔っ払って線路の上で暴れる知人。
しかし彼の必死な形相を見ていると、どうやら真剣に騒いでいるように見え……
「誘拐犯だよ! 誘拐犯が、俺の部下を攫って行っちまったんだ!」
死の恐怖がつきまとう、ハイド・アンド・シークの地下洞窟探索。
難易度は高め。最後の展開がやりたくて作ったシナリオです。

不思議の国のショゴス (10~12時間程度・★★★★★)

瓜二つの×××××。××を取り戻し、しあわせを齎すのは……?

歩くうさぎを追いかけて、落とし穴に落ちた探索者たち。
目覚めた場所で出会ったのは、壊れたぬいぐるみと、壊れた砂時計を持つ少女だった。
探索者は「不思議の国」の探索を通じ、彼らの秘密と「魔女」の正体へ迫っていく。
すべてが明らかとなった時、提示されるのは二つの選択肢。
果たして、正しい道はどちらなのか? そしてその道を、探索者たちは選べるのか?
割とキーパリングしやすい、ほぼ一本道なシナリオです。

◆非シナリオあれこれ

はじめてのシナリオの書き方

「シナリオ、自分で書いてみませんか?」

いろいろなシナリオを見て、自分でも書いてみたくはなった。
けどやり方が分からず、どうせ既存のが楽しいし……と諦めてしまう。
そんな貴方にお勧めする、はじめてのシナリオを書き上げるための講座です。

◆これよりシナリオもどき

死霊のことわり (必要時間不明・★★★☆☆)

「この写真に写っている、初恋の人を探してほしいんです」

純朴で好感の持てる、しかし明らかに狂った少年、ケビンが持ち込んだ可愛らしい依頼。
探偵事務所の面々は、その解決のために奔走することになる。
ところがどうやら、彼の初恋の人は実在しているらしく……?
銃を撃ちたい人向けのシナリオもどきです。

不浄の苗床 (必要時間不明・★★★★☆)

「囚人が逃げようとしなければ、鍵を掛ける意味などない」

沖に出て、風が止まって、立ち往生。
通りすがりの客船に救われ、甲板に上った釣り人たち。
彼らもすぐに、帰りたいとすら思わなくなる。
銃を撃ちたい人向けのシナリオもどきです。

◆シナリオのご利用に関して

利用に関しては特に制限ありません。改変などもご自由に。
ただ、以下の2つに関してご協力をお願いしています。

①リプレイ、ログなどとして公開する場合は改変の有無と元シナリオへのリンクをお願いします。
②感想などにネタバレを含む場合、ワンクッション(ふせったー等)挟んで共有していただますようお願いします。

TRPGシナリオは手品のタネのようなもので、一度タネを知ってしまうと二度と初見の楽しみ方ができなくなってしまいます。
できるだけ多くの人に新鮮な驚きを楽しんでいただけるよう、なにとぞご協力をお願いします。
長いお願いとなってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。